発泡ウレタンの防水性、接着、隙間充填で密着させる止水層や防水層の施工方法。

発泡ウレタンの接着性 発泡ウレタン 技術実験
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発泡ウレタンスプレー缶から出てくるウレタン原料には発泡接着性があり、防水バックアップや気密施工でも使えます。スプレー缶になった硬質ウレタンフォームなのでハンドリング性能よく使用できる。独泡で仕上がり、自己接着性を持ち併せ、断熱と防音、軽くて丈夫、などと一般的な単一材料では対応できない多様性ある使い方を感じたい。

自分で好きな形に発泡させながら使えるエアータイトの硬質発泡ウレタンは、硬化する時の接着性と発泡性が魅力です。

ウレタン樹脂という接着剤の一種を発泡させる材料ですので、発泡ウレタンを施工する面が木材でも鉄でも紙でもダイレクトに接着させることができます。

材料の継ぎ目や隙間の充填バックアップ、空洞への注入、目地など防水層を保つために発泡ウレタンスプレーを施工したりなど、下地プライマーや他の接着剤や固定テープを必要とせずに、様々な形状、様々な材質の材料に対して、硬質ウレタンフォームを仕上げることができます。

エアータイトフォームの主原料はウレタン接着剤の一種です。発泡ウレタンは接着剤を発泡させた材料です。

現場発泡のウレタンフォームは金属や合板、繊維やコンクリートなど幅広い材料に対する接着相性が良く、対象物表面に強く接着した発泡体層、浮力層、断熱層、防水層をつくることもできます。

発泡ウレタンの吐出具合は、ペースト状ではなく、瞬間接着剤のような液体でもありません。泡のムース。接着面の凹凸や丸みを埋めながら接着していくイメージ。

発泡ウレタンスプレー缶の施工は、泡状の吐出なので凹凸でも平面でも接着施工でき、異種異形のものを接着させることができる珍しい発泡接着剤といった見方でもフル活用できます。

多孔質の材料や紙や段ボールや繊維など水が染み込んでしまうようなところでも、染み込むことは殆どなく、発泡ウレタンスプレーの泡は材料の表面に食いついて固まります。

湿っている面でも接着できる湿気硬化型です。接着面が濡れていても水に溶けて流れる感じでもありません。

ただし、1面接着の場合で、且つ、壁面など垂直面への施工時で、上から水が滝のように流れているところではもちろん泡は下に落ちてしまいますが、壁などで水漏れが伝っているようなレベルの微量な水ならば泡は壁面に食いついてくれることでしょう。

それでも、ホースや配管の継ぎ目など、水が数秒間隔で漏れているようなところへの施工は、一度塗りではシールできないこともあります。

二度塗りや三度塗りが必要になることもあることでしょうし、接着面積も数センチで覆うような感じになります。

発泡ウレタンの接着性は、おおまかなイメージとして、濡れているというよりも、湿っているというところなら接着は良好であるという感じです。

しかしながら、接着面の良好具合は、『吐出の勢い』『初期接着のぬれ具合』で左右さるのが泡状の発泡吐出の難点です。

発泡しますので、例えば、サンドイッチ状の隙間に施工したときは、接着性と密着性が最高です。隙間の中で膨らんで両サイドと接着する感じです。

しかしながら、発泡ウレタンスプレーを一面接着させるときは、施工時、泡の吐出具合に注意しなくてはいけません。

発泡ウレタンスプレーを接着させるとき、単純に泡をモコモコとと出せばよいということではありません。ムース状の吐出にも良し悪しがあります。メリットにもデメリットにもなります。特に、隙間充填による気密、防水バックアップとして活用する場合は、接着性と密着具合は重要なので、その施工法は正しく理解しておく必要があります。

発泡ウレタンの施工は、できあがった泡の表面を見る限りでは密着性がよい感じに見えますが、泡の内部である接着面側のフォームは、固まり方がイマイチなこともあります。

  • 発泡ウレタンを施工する厚み。
  • 発泡ウレタンを施工する面が多孔質材料なのか。
  • 発泡ウレタンを施工する箇所の接着面数。
  • 発泡ウレタンを施工する面の温度。

発泡ウレタンスプレー缶を施工するとき、上記で接着具合と密着具合は影響を受けやすい。

1度での施工仕上げ厚さは5センチほどに抑えるとよい。すなわち、吐出する厚さは2から3センチほどに抑える感じ。

相手面は多孔質の方が接着は良好。相手面がプラスチックの場合は軽く水霧吹きをしてから施工するとよい。

二面接着以上のところで、且つ、厚さや幅のどちらかが5センチを超える箇所の場合は水霧吹きをしてから施工する方が接着ぬれが安定する。

気温が低くなって5度を著しく下回るなどで乾燥した状態の場合、フォームの接着面がやや粗くなることもあるが、同時に発泡率が低下するため、あまり膨らまず、きめ細かい発泡体に仕上がる傾向でもある。

発泡ウレタンスプレーの泡は、ゆっくりと、落ち着かせて吐出しなくてはならない。

発泡ウレタンの接着性に最も影響を与えるのが『吐出勢い』です。水道のシャワーでも至近距離で勢いよく水を出すと跳ね返って飛び散ります。それと発泡ウレタンの泡も一緒です。

発泡ウレタンスプレーの吐出時に、一面接着の場合は特にですが、ノズルの先端やガンの先端部を相手材料面にピッタリと接触させて泡を出すと、ヘビのようにうねり、跳ね返ります。

そうなる場合は『吐出する勢い』と『吐出する距離』と『吐出移動するスピード』が間違っています。テクニックはこの3点が絡み合います。

勢いを弱くすれば、うまく、初期接着できます。ただし、吐出しながら右から左に素早く移動させるとうまく接着できません。移動するべきスピードは吐出の勢いにも影響します。

発泡の癖に慣れるまでは、『ゆっくり吐出』『相手面から1センチほど離して吐出』『ゆっくり移動する』がポイントです。

ただ、市販品のような使い捨ての発泡ウレタンスプレーはノズルでしか使えないので、そもそも『ゆっくり吐出』することが難しく、想定よりも厚く吐出してしまうことになります。

これに対して、エアータイトフォームは専用吐出ガンでも使えますので、かなり、吐出勢いを抑えてフォームを細く吐出することもできます。便利ですね。

発泡ウレタンスプレー缶をガンタイプ吐出で使うことには大きなメリットと意味があります。

吐出中断ができるようになるだけでなく、きちんとした気密施工もできるようになるので、ノズルタイプでもガンタイプでも両方で使えるハイグレードな発泡ウレタンスプレーを推奨しております。