プロがこっそり教える発泡ウレタンの1液性と2液性発泡ウレタンの嘘。

発泡ウレタン 専門店

個人でも使える1液型の発泡ウレタン、業者用の2液型の発泡ウレタン。1液型の発泡ウレタンスプレー缶はアルミパイプの中空に充填したり、壁の断熱や結露防止で使ったり、樹木の補強、発泡造形や車の改造で使ったりなど、エアータイトフォームは様々な用途で使える。

1液型や1液性、2液型や2液性、硬質発泡ウレタンには硬化プロセスの異なるタイプがある。固まってしまえば基本的には同じような基本物性だが、固まるスピードの違いや発泡倍率の違いや価格の違いは知っておくべきだろう。

20年以上も前のことだが、硬質発泡ウレタンのアメリカ製1液性簡易スプレータイプ、ボンベタイプなど2液性硬質発泡ウレタンの普及に関する仕事はとても新鮮だった。

最近まで発泡ウレタンなんて興味のない業者ばかりだったし、断熱なんて必要ないとか、通風換気でいいんだとか、発泡ウレタンの見方はそんな感じだった。

エアータイト社が設立される何年も前のことだが、個人的に外資系の発売元メーカーという立場でスプレー缶式発泡ウレタンの仕事に携わったとき、当泡ウレタンについて何から何までわからないことだらけだったが、今、振り返ると諸先輩と共に勉強のし甲斐があった。

発泡ウレタンの競合品に関する市場価格などを聞きながら、個人的には「こんなに儲かるのか」「ぼったくりなのか」と感じた記憶が今でも残っている。

要するに、昔からある競合品はぼろ儲けしていた訳である。特に2液性。

当時でも発泡ウレタンの用途は様々だったが、建材、土木、防水、塗装関係などの販売ルートでの商品供給がメインだった。

価格と品質には意味があり、今でも、アメリカ製やヨーロッパ製の物は技術と品質、良い製品と思って間違いないだろう。

中国製や韓国製などはどうしても商品パッケージや品質技術や製造面の不良率などイマイチらしい。

安物が売れる時代もあるがプロとして論外となるだろう。どんなケミカル品でも工具類でも同じこと。

いろいろなことを学び、世界の現場発泡ウレタンについては現在も価格調査や技術確認を続けているが、2液性の硬質ウレタンはなぜか価格が高いままである。競争がどうも進んでいない。

1液性発泡ウレタンとは異なり2液性の硬質タイプは気泡がとても細かく、少し硬めで、とても良い発泡ウレタンだと感じる。ただし、施工の時に温度や混合バランスを崩しやすい。

2液性発泡ウレタンの現場発泡品は昔も今も大幅な改善なく、製品技術的にアナログすぎる。

また、2液性の硬質発泡ウレタンは化学発熱反応で発泡硬化するものだが、大きなサイズを一気に作り上げると火傷するほど発熱する。材料が溶けて変形することもある。反応熱で少し嫌な匂いが出るし、蒸気っぽい湯気が出たり。

しかも、思ったより急速に硬化するので結構焦るが、見た目のインパクトは確かにある。ただ、実際に使ってみると用途が制限され、2液性発泡ウレタンは1液性発泡ウレタンとは異なり吐出後の膨らみが強いため、小さな隙間や細かい箇所では発泡施工が難しい。

そして、一番の難儀は数分でも中断するとその特殊なノズル内部が直ぐ詰まってしまうのも日常茶飯事であること。2液性は価格が高いのに。

硬質発泡ウレタンの2液は勢いや混合バランスが崩れて吐出されると大変なことになる。2液性発泡ウレタンの吐出は、反応失敗するとベトベトのまま、または、パサパサでカチコチな変なウレタンになる。アウトである。

2液の発泡ウレタンは流石に素人向きではない。

エアゾール品ではなくて発泡ウレタン原料を自分でグルグル混ぜて使う原始的な原料タイプはカタログ数値の発泡ウレタンに仕上がらず、パサパサな発泡硬化になる。

原料タイプとエアゾール品とは硬化後の基本物性が異なり、用途も全くと言えるくらい違う。当然だが、ウレタン原料を人間の手でグルグル混合させることで、きれいに発泡させようなんて至難の技。荒密で固まってしまうケースが多い。

1液性の硬質発泡ウレタン、2液性の吹き付け断熱材の硬質発泡ウレタン、これらの硬化プロセスは異なるが、固まってしまえば性能面は同等レベル。

売り手側からすると、2液性硬質ウレタンは割高な商品だから儲かる。2液性の硬質発泡ウレタンを無理に推奨された場合には注意が必要だ。1液性でも十分に施工できる用途の場合も多い。

特に、発泡ウレタンの用途を1液性と2液性で無理に使途を分けたり、価格が高い2液性を推奨された場合は、少し、本当に2液性を使うべきか疑問を持った方がいい。無知な購入者による使用は勿体無いし少し危ない。

発泡ウレタンの1液性に取り扱いを完全特化することで、1液性発泡ウレタンの本当のメリット、考えるべき発泡ウレタンのデメリットを学びながらネットでも情報公開。知見経験を大切にしながら社内実験検証も続けている。

勿論、1液性発泡ウレタンだって万能ではない。強引に負荷を掛けない感じの用途を推奨している。けど、1液性発泡ウレタンは少しの工夫で思ったより安い価格で低予算活用できる材料であると思う。半面、少しの工夫がないと失敗することもある。製品技術と施工技術は大事だ。

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