プロがこっそり教える発泡ウレタン、1液性タイプと2液性発泡ウレタンの嘘と輸入メーカーの目論見。

発泡ウレタンを学ぶ
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  1. 個人でも使える1液型の発泡ウレタン、業者用の2液型の発泡ウレタン。一液性も二液性も性能は同じようなものだが、1液型の発泡ウレタンスプレー缶は発泡造形やアルミパイプの中空に発泡充填したり、DIYやリフォームなど壁の断熱や結露防止で使ったり、樹木の補強、防音や車の改造で使ったりなど様々な用途で使えるもの。だが、決して簡単便利ではない製品でもある。
  2. 発泡ウレタンの用途は様々だが、昔は、建材、土木、防水、塗装関係などの販売ルートでの商品供給がメイン。今でも、発泡ウレタンのメイン用途は建築建材の分野です。
  3. 1液性発泡ウレタンとは異なり、2液性の硬質タイプは気泡がとても細かく、少し硬めで、とても良い発泡ウレタンである。ただし、施工の時に温度や混合バランスを崩しやすいのが微妙なデメリットである。
  4. 硬質発泡ウレタンの2液は勢いや混合バランスが崩れて吐出されると大変なことになる。2液性発泡ウレタンの吐出は、反応失敗するとベトベトのまま、または、パサパサでカチコチな変なウレタンになる。アウトである。
  5. 1液性の硬質発泡ウレタン、2液性の吹き付け断熱材の硬質発泡ウレタン、これらの硬化プロセスは異なるが、固まってしまえば性能面は同等レベル。
  6. 発泡ウレタンの1液性に取り扱いを絞り込んで完全特化。1液性発泡ウレタンの本当のメリットは何か、考えるべき発泡ウレタンのデメリットを学びながら、インターネットで情報公開しています。知見経験を大切にしながら実験検証も続けております。

個人でも使える1液型の発泡ウレタン、業者用の2液型の発泡ウレタン。一液性も二液性も性能は同じようなものだが、1液型の発泡ウレタンスプレー缶は発泡造形やアルミパイプの中空に発泡充填したり、DIYやリフォームなど壁の断熱や結露防止で使ったり、樹木の補強、防音や車の改造で使ったりなど様々な用途で使えるもの。だが、決して簡単便利ではない製品でもある。

1液型や1液性、2液型や2液性、硬質発泡ウレタンの種類には硬化プロセスの異なる種類があるので用途や使い道を一緒くたにしてはいけません。

一液性の硬質発泡ウレタンも二液性の硬質発泡ウレタンも、固まってしまえば基本的に同じような基本物性といえます。

しかし、固まるスピードの違い、発泡倍率の違い、価格、使い勝手の違いなどの微妙な違いがあり、場合によって活用できるのか活用できないのかなどの大きな違いとなります。

発泡ウレタンを選ぶ際には、一液性と二液性という発泡ウレタンがあることは最低限で知っておくべきこと。

そもそも、20年以上も前のことですがアメリカ製の硬質発泡ウレタン製品の1液性簡易スプレータイプや一液性の大きなボンベタイプ、2液性の硬質発泡ウレタンの輸入販売の仕事をしていたとき、諸先輩と日本市場に発泡ウレタンを普及啓発する仕事はとても新鮮でした。

その当時は営業をしても、展示会に参加しても、現場発泡ウレタンなんて興味のない業者ばかりでした。

住宅関係者に営業しても、そもそも断熱なんて必要ないとか、住宅は通風換気でいいんだとか、発泡ウレタンの営業活動で市場での期待や見方はそんなレベルでした。

勿論、自慢げに一液性だの二液性だのそのような説明は論外です。

何十年も前ですが、発泡ウレタンスプレーを製造する外資系発売元メーカーという立場で初めてスプレー缶式発泡ウレタンの仕事に携わったとき、最初はウレタンについて何から何までわからないことだらけでしたが、今、振り返ると、諸先輩と共に勉強のし甲斐がありました。

発泡ウレタンをライターで燃やしたりする実験でも思った以上に炎があがったり、冷やっとしたこともあります。

今はインターネット社会ですから、信憑性は別としても様々な情報も得やすくなりつつありますが、素人の取扱販売会社も増え、発泡ウレタンの嘘や勘違いも増えている気がします。

発泡ウレタンスプレー製品について競合品のことも学ぶため、いろいろ市場価格なども調べたり聞いたりしながら、「こんなに儲かるのか」「発泡ウレタンはぼったくりなのか」と感じた記憶が強く残っています。

昔から販売されているようなメーカー品の発泡ウレタンは、かなり、ぼったくりと言える価格で全国販売を続けていたのは事実です。名前は出しませんが。

特に2液性の発泡ウレタンは今でも市場への価格設定が酷いレベルです。まだまだ、だいぶ安くできるはずです。

発泡ウレタンの用途は様々だが、昔は、建材、土木、防水、塗装関係などの販売ルートでの商品供給がメイン。今でも、発泡ウレタンのメイン用途は建築建材の分野です。

スプレー缶式発泡ウレタンは日本での発売元メーカーは数社ありますが、その中でもアメリカ製やヨーロッパ製の発泡ウレタンスプレーは技術と品質はとても良い製品と思って間違いはありません。

これに対し、今では廉価版の中国製や韓国製なども出回っています。

中国製や韓国製などは安物好きには良いが、どうしても商品パッケージしかり、化学製品の場合は、品質技術や製造面の不良率などはヨーロッパや日本の基準と比べてイマイチでしょう。

庶民には実感のない嘘の好景気と言えますから、まだまだデフレで安物が売れる時代でもあります。しかし、発泡ウレタンのプロとして発泡ウレタンの安物は論外です。

ましてや、どんなケミカル品でも工具類でも同じですが、技術と品質が優先なので安物は敬遠したいところです。

発泡ウレタンスプレーについて世界の現場発泡ウレタンを現在まで価格調査や技術確認を続けてきましたが、こう考えると2液性の硬質ウレタンはなぜか価格が高いままです。

1液性とは異なり、意味のある競争がどうも進んでいません。

1液性発泡ウレタンとは異なり、2液性の硬質タイプは気泡がとても細かく、少し硬めで、とても良い発泡ウレタンである。ただし、施工の時に温度や混合バランスを崩しやすいのが微妙なデメリットである。

2液性発泡ウレタンの現場発泡品は、昔も今も大幅な改良改善がなく、製品技術的にアナログすぎます。

2液性の硬質発泡ウレタンは化学発熱反応で発泡硬化するものですが、発泡ウレタンを大きなサイズを一気に作り上げると火傷するほど発熱して、周囲の材料を変形させます。

二液性の発泡ウレタン施工時に相手の対象材料が溶けて変形することもあり、反応熱で少し嫌な匂いが出るなど、蒸気っぽいガスの湯気が出たりもします。人体によくなさそうです。

しかも、思ったより急速に硬化するので結構焦るが、見た目のインパクトは確かにあります、

ただ、実際に使ってみると二液性ですので用途が制限され、2液性発泡ウレタンは1液性発泡ウレタンとは異なり吐出後の膨らみが強いため、小さな隙間や細かい箇所では発泡施工が難しい。

そして、一番の難儀は数分でも中断するとその特殊なノズル内部が直ぐ詰まってしまうのも日常茶飯事であること。

2液性は価格が高いのに、少し使ってそのまま中断すると「はい、おしまい」です。

硬質発泡ウレタンの2液は勢いや混合バランスが崩れて吐出されると大変なことになる。2液性発泡ウレタンの吐出は、反応失敗するとベトベトのまま、または、パサパサでカチコチな変なウレタンになる。アウトである。

2液の発泡ウレタンは流石に素人向きではありません。

エアゾール品ではなくて発泡ウレタン原料を自分でグルグル混ぜて使う原始的な原料タイプはカタログ数値の発泡ウレタンに仕上がらず、内部がパサパサな発泡硬化になります。

原液の原料タイプと、スプレー缶のエアゾール品とは硬化後の基本物性が異なり、用途も全くと言えるくらい違います。

当然だが、ウレタン原料を人間の手でグルグル混合させることで、きれいに発泡させようなんて至難の技。

悪い仕上がりの荒密で固まってしまうケースが多いです。表面は綺麗でも中身がパサパサ。

1液性の硬質発泡ウレタン、2液性の吹き付け断熱材の硬質発泡ウレタン、これらの硬化プロセスは異なるが、固まってしまえば性能面は同等レベル。

売り手側からすると、2液性硬質ウレタンは割高な商品だから儲かる。強引に売ろうとします。

2液性の硬質発泡ウレタンを無理に推奨された場合には注意が必要です。1液性でも十分に施工できる用途の場合も多いので、メーカーや取扱商社の営業マンに騙されぬようにきちんと検討しましょう。

特に、発泡ウレタンの用途を1液性と2液性で無理に使途を分けたり、価格が高い2液性を推奨された場合は、本当に2液性を使うべきか疑問を持った方がよいです。

無知な購入者による使用は勿体無いだけでなく、少し危ない。失敗するリスクが高いです。

発泡ウレタンの1液性に取り扱いを絞り込んで完全特化。1液性発泡ウレタンの本当のメリットは何か、考えるべき発泡ウレタンのデメリットを学びながら、インターネットで情報公開しています。知見経験を大切にしながら実験検証も続けております。

勿論、1液性発泡ウレタンは万能ではありません。断熱性でも耐久性でも強引に負荷を掛けない用途を推奨しています。

特に発泡ウレタンの燃焼性は誤魔化してはいけません。難燃性の発泡ウレタンも簡単にライターの炎で燃えます。

とは言え、1液性発泡ウレタンは少しの工夫で思ったより安い価格の低予算で活用できる材料であると思います。

半面、少しの工夫がないと失敗することもあります。製品技術と施工技術の両立は大事です。