発泡ウレタンの実験 | 悪臭を封じ込める発泡蓋で固める

発泡ウレタンのエアータイトフォームは、固まる前も水に沈まない。一応、溶けることもない。水上でも発泡ウレタンのエアータイトフォームは固まる。もちろん、硬化後は独立した気泡である、空気をたくさん含み、沈まない。特殊な活用法だが、施工時の形状も自由自在だ。


バケツ、ピンクエアータイトフォームのMサイズを用意。まずはバケツ(直径25センチ、深さ18センチのバケツ)に水を半分程度入れておく。例として悪臭の水と考え、その水の上に直接吐出硬化させて封じ込める実験。

エアータイトフォームに付属のストローノズルを嵌めこんでセット完了。缶を数回振っておく。

水面にエアータイトフォームを吐出開始。水に沈んだり、溶けずに水面に浮く。

バケツの周囲にくっ付くように吐出を続ける。泡を出すだけなので、丸い形状であっても30秒から一分以内で施工完了というスピード。他に道具や電気もいらない。

水面に対してエアータイトフォームを周囲からぐるっと円を描くように真ん中まで敷き詰めた様子。水面に盛り付けた厚みは平均して20ミリ程度にした。

ここから2倍くらいに発泡するので、一旦、吐出を終えます。上からでは見えませんが、バケツの中の半分は水が入ったままです。

吐出終了直後のバケツ内面とエアータイトフォームの接点。発泡するため無理して手間かけて一気にでミッチリ塗らず、大体でまずは様子を見る。

一旦、固まるのを待つ。休憩。

約15分後の様子。発泡が進んだ。当然、エアータイトフォーム表面から水がしみ出てくることは無い。これが独立気泡構造。水の蒸発、悪臭を防げるであろう。

表面は乾燥しているが、中身の方はまだ固まっていない様子。上から見た感じでは既に水を封じ込めている「蓋」「栓」としての機能を発揮できているかに感じる。

約20分経過。なんと既にバケツをゆっくり横に倒しても水がこぼれない。既に蓋、栓としての機能は発揮できている。ただし、この時点では完全には硬化していないので無理にチカラは加えるべきではない。

バケツとエアータイトフォームの接点に向けて、もう一度上塗りをして補強しておく。発泡安定との関連で補強上塗りは一日経ってからの方がよい。厚みは薄くともフォーム面からは水は漏れないが接着面から水が漏れて来ないように接着面(フォームとバケツ側面※フォーム厚み)を数センチ確保するとよい。

完成。見た目は異様だが、立派な蓋、栓だ。当然、断熱保温効果もあるが悪臭も外に出さないであろう。約40分程度の実験だったが、水の上で固まらせる特殊で緊急時に意味(一つの発想)のある用途実験だった。


テクニカルセンター担当者コメント

今回の発泡ウレタン「エアータイトフォーム」を使った実験は、水の上にダイレクトに発泡ウレタンを吐出し、それを硬化させる特殊で高度な用途実験だった。通常、発泡ウレタンの原料は水の中や水面で使う材料ではない。飲料、生物が棲む水の上に直接施工は、固まる前の原料には何かしらの悪影響を与える可能性があるためお客様側での確証が必要である。固まったフォームについては、水泳などビーチ板と同様でなので使える。発泡ウレタン「エアータイトフォーム」の硬化プロセスを把握していればこそ活用できる使途であり、相手が丸くても、平らでも施工ができる。小さな缶でも1缶を全部出し切ると、結構なボリュームになるので、搬入作業、荷揚げの労力は最小限で済む。且つ、エアゾール缶なので電気のないところでも施工でき、コンプレッサーなども不要で、狭所でも施工は大丈夫。