発泡ウレタンの実験 | 浮力の保持や浮沈構造で発泡させる

発泡ウレタン「エアータイトフォーム」は独立気泡で固まる発泡体。水を吸わず、水に浮く。スポンジなど連続気泡の発泡体は水を吸い、水に沈む。しかし、硬質発泡ウレタンは水に浮く特性がある。船舶、浮き、ブイなどのFRP内部、プラスチックのひび割れ、水が侵入するスペースを浮力体を埋め尽くす。不沈化や補強の用途。


プラスチック製のバケツに水道水を入れ、その中に沈んでしまうガラス瓶を今回の実験で用意。

普通に水の中に空のガラス瓶を入れます。当然ですが瓶の中に水が入るのと重さでバケツの底に沈んでコロコロ。

では、同じガラス瓶の中にエアータイトフォームを充填硬化させたものを用意。

バケツの中に入れましたがプカプカ浮く。手で沈ませても勢い良く浮いてくる。エアータイトフォームは瓶の重さなど気にせず水に浮く材料。同時に瓶の中に水が入る空間がないと言う点にも注目できる。


テクニカルセンター担当者コメント

今回の発泡ウレタン「エアータイトフォーム」を活用するための実験は、発泡ウレタンの浮力性による浮力保持のパワーについて簡易検証。発泡ウレタン「エアータイトフォーム」を空気層などデッドスペースに充填硬化させて不沈対策を考える場合に技術の基礎となる。今回は小さなガラス瓶であったが、瓶の内面と発泡ウレタンは一応接着している。ただし、発泡ウレタンとガラスに対する接着力は、一般的な接着剤と同様、あまり強い接着ではない。このため、防水層レベルならば十分に大丈夫と考えるが、完全な止水を狙うなら、瓶の開口部はシリコンなどのコーキング剤でシーリング処理すると確実だ。尚、接着していないといても、水が入ってくるスペース自体がないため、浸水で沈むことはことは物理的に考えられない。ただし、形状による。