発泡ウレタンの実験 | 造形や工作で発泡させる

発泡ウレタンから出てくる泡はモコモコとしている。もちろん、世界に一つだけと言える、表現力が豊かな発泡体となる。エアータイトフォームは急速に高発泡しない低発泡タイプであり、割と小さな発泡の造形が可能。硬化後は、ナイフで切ったり、重ね塗りもできり。色を塗っても溶けない。ワンオフ、オリジナル特殊造形、立体アートにも。


今回はウレタンフォームで手の模型を作ってみます。まず、A4サイズくらいの紙を用意し、手指の形状をマジックで描いておきます。

描いた手の模様に、エアータイトフォームをゆっくりと塗布します。今回は、細かいウレタン吐出作業なので、エアータイトガン2をつないで発泡作業をします。

吐出ガンは液を出したり止めたりが自由自在。液の吐出を停止するときの切れもよいので、正繊細な作業が可能。あせらず、ウレタンで厚みを増します。ゾンビです。

今回は、成人の手で、実物大の発泡造形をしたいので、リアルに厚みも実物に近くなるように塗布を重ねていきます。クリームを塗る感じです。

こんな感じでウレタンフォームの塗布が完了しました。手のひらの凹凸ある部分は、後から削って加工するので、肉厚は多めとして厚みを整えます。

1時間くらい放置したら固まっています。カッターナイフで余分なウレタンを削り、カタチを綺麗にしていきます。硬くないので、ウレタンフォームはスパスパと切れます。

表現が弱いな、という箇所には、もう一度、ウレタンフォームを重ね塗りして、微調整していきます。エアータイトガン2をつないでいるため、出したり止めたりが簡単。

より、手の甲は大体できあがり。思った以上に、リアルで、いい感じだ。

少し休憩をしたら、ウレタンフォームが完全に固まっているので、ウレタン発泡体を紙からゆっくりと剥がします。そして、手のひら側の造形作業に進みます。

手の裏も同様にエアータイトフォームを塗布。

手のひら部分にもウレタンフォームをほどよく塗布しました。まだ半生状態ですが、大体の発泡塗布が完了。見慣れた自分の手と同じサイズなので、少し気持ち悪いです。

表面硬化は約10分くらいです。吐出して10分前後のウレタンフォームは中側が半生状態なので、泡の表面だけは指でカタチを押し整えることができます。

30分くらいウレタンフォームを放置して、とりあえず、こんな感じで固まりました。どんどんリアルになっていくので、楽しくなってきます。

全体的に形を整えるため、カッターナイフで最終調整で削りを入れていきます。尚、指で泡を潰した箇所は少し硬くなって硬化する。気泡が抜けたためです。

折角なので、爪の部分もカッターナイフで加工してみました。まさに、自分の手のウレタンフォームです。エアータイトガン2の作業性は恐るべしです。

こんな感じで終了しました。時間があれば、色を塗ったり、紙やすり、などでもっと表現力をアップさせるのも工夫次第です。プロ顔負けだと思います。


テクニカルセンター担当者コメント

今回は発泡ウレタン「エアータイトフォーム」を使った造形でのテクニックの実験だが、ワンオフならば、作業工程として、無理に型枠を作ってそこの固まらせてなどと考えず、発泡ウレタンが固まってからヤスリやカッターナイフでの加工や削り出しの方が簡単だということを頭に入れておくための内容。造形に絶対的ルールはないものの、発泡ウレタン「エアータイトフォーム」は、発泡スチロールのように接着剤、ほとんどの薬剤、塗料でも溶けないため、発泡造形で、今までよりもリアルな角度、表現でいろんなものを作り上げることができるようになる。